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2026.06.23

ノーリスのダウンタイムはどのくらい?施術後の経過と過ごし方を徹底解説

目次

シミ・そばかす・赤ら顔といった複数の肌悩みを一度にケアできる光治療器として、近年美容皮膚科で注目を集めているのが「ノーリス(Nordlys)」です。ダウンタイムが少ないことで知られるノーリスですが、「施術後は何日くらい赤みが続くの?」「かさぶたはできる?」「いつからメイクできる?」など、ダウンタイムについて不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ノーリスのダウンタイムに関する疑問を丁寧に解説するとともに、施術後の経過・アフターケアの方法・注意事項についても詳しくお伝えします。ノーリスを検討されている方はぜひ最後まで読んでみてください。

ノーリス(Nordlys)とはどんな機器?

ダウンタイムについて解説する前に、まずノーリスがどのような機器であるかをおさらいしましょう。

ノーリスは、デンマークのエリプス社(現・キャンデラ社グループ)が開発した次世代型のIPL光治療器です。一般的な光治療器に使用される「IPL(Intense Pulsed Light)」よりもさらに広い波長域に照射できる「I2PL」という新技術を搭載しており、効果と安全性の両面で従来機器から大きく進化しています。

最大の特徴は、ハンドピースに搭載された「ウォーターフィルター(デュアルフィルター)」です。このフィルターにより、治療に不要な400nm以下と950nm以上の波長をカットします。950nm以上の波長は皮膚内の水分に反応しやすく、やけどや痛みの原因になりやすい帯域。これをカットすることで、冷却なしで安全に照射でき、やけどリスクや肌への負担を大幅に軽減することが可能になりました。

冷却が不要になったことにはもうひとつメリットがあります。従来の光治療器では、やけどを防ぐために照射時に肌を冷却していましたが、冷却によって毛細血管が収縮してしまい、赤ら顔への効果が弱まるという問題がありました。ノーリスでは冷却が不要なため、血管が開いた状態で照射でき、赤ら顔・毛細血管拡張症への高い効果が期待できます。

また、ノーリスはIPL治療器として国内で初めて複数の薬事承認(表在性皮膚良性色素性疾患・皮膚良性血管病変における表在性毛細血管拡張症状・長期減毛)を取得しており、効果と安全性が公的に認められた機器です。

ノーリスのダウンタイムはどのくらい?

結論からお伝えすると、ノーリスのダウンタイムは他の光治療・レーザー治療と比べてきわめて短いのが大きな特徴です。多くの方が施術直後からメイクを行い、その日のうちに日常生活に戻ることができます。

ただし、「ダウンタイムがほとんどない」といっても、施術後にまったく何も起こらないわけではありません。肌の状態や照射モード、出力の強さによって個人差がありますので、以下で時系列ごとに詳しく解説します。

施術後の経過:時系列でチェック

◆ 施術直後〜数時間

施術が終わった直後、照射部位に軽い赤みやほてり感が生じることがあります。日焼けをした後のようなじんわりとした感覚と表現される方が多く、痛みを感じる方は少ないです。また、照射後の反応に応じて、3〜4時間程度の灼熱感を覚えることもあります。

これらの反応は一時的なもので、多くの場合は数時間以内に自然と落ち着きます。施術後すぐにメイクをして帰宅できるケースがほとんどですが、刺激の強いスキンケアや摩擦は避けましょう。

◆ 施術後1〜3日

施術後数日で気になる方が多いのが、**シミが一時的に濃くなる「カサブタ前反応」**です。これはノーリスの照射によってメラニン色素が表皮側に浮き上がってくることで起こる現象で、肌のターンオーバーが促されているサインです。決して悪化しているわけではありませんので、あわてずに経過を見守りましょう。

赤ら顔の治療を行った場合は、ごくまれに照射部位に軽い腫れ(浮腫)が生じることがあり、眼窩周囲では2〜3日続くこともあります。

◆ 施術後5〜10日

シミをピンポイントで照射した部位に、**薄いかさぶた(痂皮)**ができることがあります。レーザー治療後に生じるような目立つものではなく、触れなければ気づかない程度の薄いかさぶたです。

このかさぶたは肌のターンオーバーとともに自然に剥がれ落ちるので、絶対に自分でめくったり、こすったりしないようにしてください。無理に剥がすと、炎症後色素沈着の原因になります。

◆ 施術後1〜2週間

薄いかさぶたは1〜2週間程度で自然に剥がれ、その下からきれいな肌が現れてきます。一時的に濃く見えていたシミも、ターンオーバーによってメラニンが体外に排出され、徐々に薄くなっていきます。

なお、かさぶたが剥がれた後に一時的な赤みや色素沈着が生じることがごくまれにあります。これも時間の経過とともに自然に消失するケースがほとんどですが、気になる場合はクリニックに相談しましょう。

ノーリスフラクショナルのダウンタイムは?

ノーリスにはI2PLのほか、フラクショナルレーザーのアプリケーターも付属しており、毛穴の開きやニキビ跡の凸凹の改善にも対応しています。

一般的なフラクショナルレーザーのダウンタイムは1〜2週間程度続くことが多いですが、ノーリスフラクショナルの場合は術後の赤みが長くても1〜2日程度でおさまるのが特徴です。これまでフラクショナルレーザーを試したいと思っても、ダウンタイムの長さが気になって踏み出せなかった方にとって、ノーリスは大きな選択肢となります。

照射モードによってダウンタイムは変わる?

ノーリスには2種類の照射モードがあります。

デフォルト照射モードは、パルス幅やエネルギー量などの細かな設定が不要で、安全性を優先した照射が行われます。ダウンタイムが非常に少なく、それでいてしっかりとした効果が得られるのが特徴で、初回や肌が敏感な方に適しています。

エキスパート照射モードは、症状に合わせて照射設定をカスタマイズできるモードです。頑固なシミや拡張した血管に対してより強力にアプローチできますが、デフォルトモードと比べると赤みなどのダウンタイムがやや出やすくなります。どちらのモードを使用するかは、医師が肌の状態や症状、患者さんの希望を確認したうえで提案してくれます。

ノーリスのダウンタイム中の過ごし方・アフターケア

ダウンタイムをできるだけ短くし、効果を最大限に引き出すためには、施術後のアフターケアが非常に重要です。以下のポイントをしっかり守りましょう。

① 紫外線対策を徹底する

ノーリス施術後の肌は紫外線の影響を受けやすく、日焼けによって色素沈着が起こりやすい状態になっています。外出時には日焼け止めを必ず使用し、帽子や日傘なども活用して紫外線を徹底的に避けましょう。ノンケミカルタイプの日焼け止めが肌への刺激が少ないのでおすすめです。

② 丁寧な保湿ケアを行う

施術後は肌が乾燥しやすくなっています。ターンオーバーを促し、肌の回復を助けるためにも、化粧水や乳液でたっぷり保湿することが大切です。

③ 肌への摩擦・刺激を避ける

かさぶたが残っている間はもちろん、施術後しばらくの間は肌を強くこすったり、引っかいたりしないようにしましょう。タオルで顔を拭くときも、やさしく押し当てるようにして摩擦を避けます。エステやフェイスマッサージも、赤みやかさぶたが落ち着くまでは控えてください。

④ 洗顔・メイクは当日から可能だが丁寧に

多くのクリニックでは施術直後からメイク・洗顔が可能とされています。ただし、施術部位を強くこすって洗うのはNGです。洗顔はやさしく泡立てた洗顔料でこすらず優しく行い、スキンケアも刺激の少ないものを選びましょう。

⑤ 当日の入浴・飲酒・運動は控える

施術当日はシャワー浴にとどめ、長時間の入浴・サウナ・激しい運動・飲酒は避けてください。体が温まると血行が促進され、赤みやほてりが悪化する可能性があります。翌日以降であれば通常どおりの入浴が可能なケースが多いですが、クリニックの指示に従いましょう。

⑥ ホームピーリングは一時中止

ノーリス治療期間中は、ホームピーリングや酸系のスキンケアアイテムの使用は控えましょう。肌が敏感になっている状態でこれらを使用すると、過度な刺激になる可能性があります。

⑦ かさぶたは絶対に自分で剥がさない

薄いかさぶたができた場合、自然に剥がれるまで決して自分でめくったりこすったりしないことが重要です。無理に剥がすと、炎症を起こして色素沈着が残るリスクがあります。

ノーリスの副作用・リスク

ノーリスは肌への負担が少ない安全性の高い治療ですが、まれに以下のような副作用が起こる可能性があります。あらかじめ理解しておきましょう。

なお、副作用・ダウンタイムの程度には個人差があります。気になる症状が現れた場合は、クリニックへ早めに相談することをおすすめします。

ノーリスが向かない方・施術できない方

以下のような方はノーリスの施術を受けられない場合があります。事前にカウンセリングで医師に確認しましょう。

ノーリスの施術頻度と通院ペース

ノーリスによる治療効果を最大限に引き出すには、複数回の施術を継続することが重要です。一般的には4〜6週間に1回のペースで通院し、まず3〜5回を目標に治療を進めることが推奨されています。

照射を重ねるごとに肌のメラニン量が減り、同じ出力でも発生する熱が少なくなるため、施術による痛みやダウンタイムが徐々に軽くなっていくことも多いです。また効果が安定してきたら、2〜3ヶ月に1回のメンテナンス照射に移行するプランが一般的です。

施術間隔・回数については個人の肌質や症状によって異なるため、担当医師と相談しながら最適なスケジュールを立てましょう。

ノーリスと他の治療法のダウンタイム比較

ノーリスのダウンタイムを他の治療法と比較してみましょう。

治療法主なダウンタイム
ノーリス(I2PL)ほぼなし〜数時間(稀にかさぶたが1〜2週間)
従来IPL(フォトフェイシャルなど)数時間〜数日
フラクショナルレーザー(一般)1〜2週間
ノーリスフラクショナル1〜2日
Qスイッチレーザー(シミ取り)1〜2週間(かさぶた期間)
ピコレーザー(トーニング)ほぼなし〜数日

このように、ノーリスはシミ・赤ら顔に対してダウンタイムを最小限に抑えながらアプローチできる治療として優れたポジションにあります。「効果を求めつつも、仕事や日常生活への影響はできるだけ少なくしたい」という方には特に適した選択肢です。

よくある質問(Q&A)

Q. ノーリスの施術後、当日からメイクはできますか?

A. はい、多くのクリニックでは施術直後からメイクが可能です。ただし、施術部位を強くこすることは避け、刺激の少ないコスメを選びましょう。

Q. ダウンタイムはどのくらい続きますか?

A. 多くの場合、赤みやほてりは数時間以内に落ち着きます。まれにかさぶたができる方がいますが、1〜2週間で自然に剥がれ落ちます。実質的なダウンタイムがほとんどなく、当日から通常の生活に戻れる方がほとんどです。

Q. シミが施術後に濃くなりましたが大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。これはメラニンが表皮側に浮き上がってきている正常な反応です。1〜2週間でターンオーバーとともに自然に排出されますので、焦らず経過を見守りましょう。

Q. ノーリスは痛いですか?

A. 照射中の痛みはほとんどない方がほとんどです。個人差がありますが、ゴムではじかれたような軽い刺激を感じることがある程度です。ウォーターフィルターにより不要な波長をカットしているため、従来の光治療器より痛みが抑えられています。

Q. 肝斑があるのですが、ノーリスを受けられますか?

A. 肝斑の部位へのIPL照射は、肝斑を悪化させる可能性があるため、基本的に肝斑の範囲への照射は避けます。シミと肝斑が混在している場合は、医師が状況を慎重に見極めながら照射を進めます。必ずカウンセリングで相談してください。

Q. 日焼けをしていると施術できませんか?

A. 施術2週間以内に強い日焼けをした部位には照射できません。日焼けした肌への照射はやけどのリスクが高まるためです。施術の前後は日焼けを避けるよう心がけましょう。

まとめ

ノーリス(Nordlys)のダウンタイムは、光治療・レーザー治療の中でも特に短いのが大きな魅力です。施術直後から赤みやほてりを感じることがあるものの、多くは数時間以内に落ち着き、当日からメイクをして帰宅できます。一時的にシミが濃くなったり、薄いかさぶたができたりすることもありますが、いずれも肌のターンオーバーとともに自然に改善していきます。

ダウンタイム中は紫外線対策・保湿・摩擦を避けることが肌の回復を早め、効果を最大化するための重要なポイントです。また、かさぶたを自分で剥がすことは絶対に避けてください。

「効果を実感したいが、ダウンタイムはできるだけ短くしたい」という方にとって、ノーリスは非常に優れた選択肢です。気になる方は、まず美容皮膚科でカウンセリングを受け、自分の肌状態や悩みに合った治療プランを医師に相談してみましょう

ノーリスを受ける前に知っておきたい:施術の流れ

ダウンタイムの流れを正しく理解するためにも、施術当日の流れを把握しておくと安心です。

カウンセリング・診察

初回は必ず医師によるカウンセリングが行われます。肌の状態・お悩み・治療部位を確認し、ノーリスの適応かどうか、使用するモードや出力を決定します。希望や不安なことはこの段階でしっかり伝えておきましょう。

洗顔・クレンジング

施術前にメイクを落とし、洗顔を行います。スムーズに施術を行うために、ご自宅でメイクをオフしてからクリニックを訪れることを推奨しているクリニックも多いです。

テスト照射

初回照射時は、いきなり全顔に照射するのではなく、少数のショットで肌のテスト照射を行うことがあります。肌に問題が生じないかを確認したうえで本照射に進みます。

本照射

照射部位に専用のジェルを塗布し、ハンドピースをあてて照射します。照射中は「じんわりとした熱感」や「ゴムではじかれたような軽い刺激」を感じる方が多いです。施術時間は顔全体で30分程度が目安です。

アフターケア・メイク直し

照射後に軽いクーリングを行うクリニックもあります。施術後はすぐにメイクをして帰宅できます。日焼け止めを塗布してから帰るとより安心です。

ノーリスの効果を実感するのはいつ頃?

「ダウンタイムが短い=効果も弱い」というイメージを持つ方もいますが、ノーリスは効果と安全性の両方を高いレベルで実現しています。

シミに対しては、照射後1〜2週間でかさぶたが剥がれ落ちるとともに、シミが薄くなったことを実感できます。赤ら顔・毛細血管拡張症については、照射後数日〜1週間程度で赤みが落ち着き始めるケースが多いです。肌質改善(ハリ・ツヤ・キメの向上)については、コラーゲン産生が促されるため、施術を重ねるなかで徐々に実感できることが多いです。

いずれも1回の施術で劇的な変化を求めるのではなく、継続して治療することで効果が積み重なっていきます。「5回程度の治療を受けていただくのが目安」としているクリニックが多く、照射を重ねるごとに肌への刺激も少なくなっていく傾向があります。

こんな方にノーリスがおすすめ

最後に、ノーリスが特に向いている方のポイントをまとめます。

一方、明確な肝斑がある方や、強い日焼けをしている方、妊娠中の方などは施術を受けられない場合もあります。まずはクリニックでのカウンセリングでご自身の肌状態を確認するところから始めてみてください。

この記事の監修者
アウラニクリニック院長 松澤 宗範
アウラニクリニック院長

松澤 宗範

美容皮膚科・美容外科・注入治療・再生医療を専門とし、患者様一人ひとりのお悩みや状態に合わせた治療提案を行っています。自然な仕上がりと本質的な美しさを大切にしながら、日々診療に従事しています。