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2026.05.29

フォトフェイシャルの効果とは?シミ・毛穴・赤ら顔・ハリへの変化を医師が徹底解説

目次

「シミが気になり始めた」「毛穴の開きを何とかしたい」「赤ら顔を目立たなくしたい」——こうした悩みを抱えながら、何から始めればいいかわからない方は多いのではないでしょうか。

フォトフェイシャルは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる光エネルギーを肌に照射し、シミ・毛穴・赤ら顔・小ジワ・くすみといった複数の悩みを同時にアプローチできる美容医療の定番治療です。ダウンタイムが短く、施術直後にメイクが可能なため、忙しい方にも選ばれています。

本記事では、フォトフェイシャルの効果のメカニズムから、何回で変化を実感できるか、ダウンタイムや注意点まで、医学的根拠にもとづいて詳しく解説します。さらに当院が導入する次世代型IPL機器「ノーリス(Nordlys)」の特徴と、一般的なIPL機器との違いについてもご説明します。

フォトフェイシャルとは?仕組みをわかりやすく解説

フォトフェイシャルとは、IPL(Intense Pulsed Light=強力パルス光)を使った光治療の総称です。もともとは米国ルミナス社が開発した治療法の商品名でしたが、現在はIPL光治療全体を指す一般名称として広く使われています。

レーザーが単一波長の光を使うのに対し、IPLは500〜1,200nm程度の広い波長域の光を照射します。フィルターを組み合わせることで、ターゲットとなるメラニン(シミ)やヘモグロビン(赤みの原因血管)に光を選択的に吸収させ、熱エネルギーに変換して破壊・分解します。

📌 フォトフェイシャルの3つの作用メカニズム

周囲の正常組織へのダメージが少なく、マイルドなエネルギーで広い範囲を一度に照射できるため、ダウンタイムをほぼ取らずに顔全体の肌質を底上げできる点が最大の特徴です。

フォトフェイシャルで期待できる5つの効果

シミ・そばかす

メラニンを分解し表面へ排出。薄いシミは1回でも変化を実感

毛穴・キメ

コラーゲン増生で毛穴が引き締まり、肌のキメが整う

赤ら顔

拡張した毛細血管にヘモグロビンが光を吸収し赤みを改善

ハリ・小ジワ

コラーゲン産生を促進し内側からふっくらとした肌へ

くすみ・透明感

ターンオーバーが整い、施術翌日から明るさを実感しやすい

① シミ・そばかすへの効果

フォトフェイシャルが最も得意とする悩みがシミ・そばかすです。照射された光は肌内部のメラニン色素に吸収され、熱エネルギーへと変換されます。その熱がメラニンを含む細胞を分解し、ターンオーバーとともに皮膚表面へと押し上げられ、かさぶた状になってはがれ落ちます。

薄いシミやそばかすであれば1〜2回の施術で変化を実感できることも多く、濃いシミや老人性色素斑には4〜6回の継続照射が目安となります。また、目に見えていない「予備軍のシミ」にも光が反応するため、施術後に「今まで気づかなかったシミが浮き出た」と感じることがあります。これは治療が進んでいる正常な反応です。

② 毛穴・肌のキメへの効果

フォトフェイシャルの光は真皮層の線維芽細胞にも作用し、コラーゲンとエラスチンの産生を促進します。コラーゲンが増えると毛穴周囲の皮膚が内側からふくらみ、毛穴が目立ちにくくなります。また肌のキメが細かく整い、化粧ノリの向上も多くの患者様が実感する変化の一つです。

毛穴への効果は複数回の施術で積み重なるため、3〜5回のコースでのアプローチが効果的です。ニキビによる皮脂過剰が毛穴の原因である場合は、次の赤ら顔への作用とも相乗効果が期待できます。

③ 赤ら顔・ニキビ跡への効果

赤ら顔の主な原因は、皮膚の浅い部分にある毛細血管の拡張です。IPLの光はヘモグロビン(赤血球中の赤い色素)にも吸収されるため、拡張した毛細血管を選択的に収縮・閉塞させ、赤みを改善します。

また、ニキビ菌(アクネ菌)が産生するポルフィリンという物質がIPLの光に反応するため、活動性のニキビや炎症後の赤みにも効果的です。ニキビ跡の赤みが気になる方にも選ばれる施術です。

当院が導入するノーリス(Nordlys)は、後述するウォーターフィルター技術によって血管への高い治療効果を持ちながら、やけどリスクを低減しています。特に赤ら顔・毛細血管拡張症への効果に定評があります。

④ 小ジワ・ハリへの効果

年齢とともにコラーゲンやエラスチンの量は減少し、肌のハリが失われていきます。フォトフェイシャルは照射による熱刺激で真皮の線維芽細胞を活性化し、新たなコラーゲン合成を促すため、肌内側からのハリ感アップが期待できます。

目元の小ジワや法令線の浅いシワへのアプローチとして有効で、特に継続照射によって「肌が内側からふっくらしてきた」と感じる方が多い部位です。深いシワへは別途治療の組み合わせが必要になる場合もあるため、カウンセリングでご相談ください。

⑤ くすみ・ターンオーバー改善効果

くすみの原因の一つは、古い角質が蓄積することによる肌の透明感の低下です。フォトフェイシャルは肌への刺激でターンオーバーを整え、施術翌日から「肌が明るくなった」「くすみが取れた気がする」と感じる方が多いのが特徴です。これは即時効果の中でも特に実感しやすい変化です。

血行促進効果もあるため、疲れ顔・くすみ顔に悩む方の「ご褒美ケア」としても活用されています。

効果を感じるのはいつから?回数・頻度の目安

フォトフェイシャルは「1回でも変化を感じやすい治療」でありながら、「継続するほど効果が深まる治療」でもあります。以下のタイムラインを参考にしてください。

施術当日〜翌日

肌の明るさ・透明感を実感。くすみが取れた印象。施術直後から軽度の赤みが出ることがありますが、数時間〜翌日には引きます。

施術後3〜5日

シミが一時的に濃くなり、小さなかさぶた状になって浮き上がります。これはメラニンが排出される正常な経過。自然に剥がれ落ちるまで触らないことが重要です。

施術後1〜2週間

かさぶたが自然に剥離し、シミが薄くなった変化を実感。毛穴の引き締まりや肌のキメの改善も出始めます。

3〜5回(3〜5ヶ月後)

顔全体の色むら・シミが均一に改善。コラーゲン増生によるハリ・毛穴縮小の効果が蓄積。「肌質が変わった」と実感する方が増えるフェーズです。

5〜10回(5ヶ月〜1年後)

深い層のシミ・頑固な赤ら顔にも変化。コラーゲン密度の向上により、加齢によるハリ不足・小ジワにも効果が現れます。美肌の「維持」フェーズへ。

💡 推奨施術頻度

当院導入「ノーリス(Nordlys)」が選ばれる理由

フォトフェイシャルの効果は、使用する機器によって大きく異なります。当院では数ある光治療機器の中から、安全性・効果・薬事承認の三点を重視し、キャンデラ社グループ(旧エリプス社)が開発した次世代型IPL「ノーリス(Nordlys)」を導入しています。

ノーリス(Nordlys)とは

国内初 薬事承認 2項目取得次世代型 I²PL 搭載デンマーク キャンデラ社グループ

ノーリスは、デンマークのエリプス社(現キャンデラ社グループ)が開発した次世代型光治療機器です。従来のIPLを進化させたI²PL(Second-generation Intense Pulsed Light)を搭載し、より高精度な波長コントロールと安全性を実現しています。

国内初・2つの薬事承認取得

ノーリスは、IPL治療器として国内で初めて以下の2つの薬事承認を取得した機器です。薬事承認とは、国(厚生労働省)が安全性と有効性を認めた証明であり、承認を持たない機器と明確に異なります。

ウォーターフィルター技術による高い安全性

ノーリスはウォーターフィルター(クリスタル内の水流で特定波長をカットする機能)を採用しています。治療に不要な400nm以下の波長と950nm以上の波長を除去することで、以下のメリットが生まれます。

他のIPL機器・レーザーとの違い比較

フォトフェイシャルを提供するクリニックが使用する機器はさまざまです。代表的な機器・治療法との違いを表にまとめました。

項目ノーリス(当院)一般的なIPL機器シミ取りレーザー
光の種類次世代型 I²PLIPL単一波長レーザー
薬事承認✅ 2項目取得(国内初)△ 機器による✅ 承認機器あり
同時に対応できる悩みシミ・赤ら顔・毛穴・ハリ・くすみシミ・くすみなどピンポイントのシミのみ
1回あたりの効果の強さ中〜高
ダウンタイム短い(〜数日)短い(〜数日)長い(1〜2週間)
施術後の色素沈着リスク低い低〜中中〜高
冷却装置不要(ウォーターフィルター)必要なことが多い必要なことが多い
赤ら顔への効果特に高い機器による対応機器が限定的

レーザー治療はシミへの効果が強い一方、ダウンタイムが長く、施術後の色素沈着リスクも生じやすいため、仕事や日常生活への影響が少なくないのが現実です。一方でフォトフェイシャル(特にノーリス)は、顔全体を一括して複数の悩みに対応しながら、ダウンタイムを最小限に抑えられる点が最大の強みです。

ダウンタイムと注意事項

ダウンタイムの目安

フォトフェイシャルはダウンタイムが非常に短い治療ですが、ゼロではありません。一般的な経過を把握しておくことで、日常生活への影響を最小化できます。

施術後の重要な注意事項

フォトフェイシャルが向かない方

フォトフェイシャルはほとんどの方に適した施術ですが、以下の条件に当てはまる方は施術を受けられない、または慎重に判断が必要です。必ずカウンセリングでご申告ください。

⚠️ 施術を避けた方がよい場合

また、肝斑(両頬に左右対称に広がる薄茶色のシミ)はIPLで悪化することがあるため、まず診察で鑑別することが重要です。当院ではカウンセリングでお肌の状態を丁寧に確認し、フォトフェイシャルが最適かどうかをご一緒に判断します。

よくある質問(FAQ)

フォトフェイシャルは痛いですか?

輪ゴムではじかれるような軽い刺激・熱感を感じる方が多いですが、レーザー治療と比べると痛みはずっと少ない施術です。ノーリスはウォーターフィルター技術により熱エネルギーが適切に管理されているため、肌への負担が抑えられています。痛みに不安な方はカウンセリングでお伝えください。

何回で効果を感じますか?

くすみや肌の明るさは施術翌日から感じる方が多く、シミへの変化は1〜2回目以降から実感しやすくなります。毛穴・ハリ・赤ら顔といった深い改善には3〜5回のコース継続が効果的です。悩みの種類・程度によって異なるため、カウンセリングで目安をお伝えします。

施術後のダウンタイムはどのくらいですか?

赤みは数時間〜翌日には引くことがほとんどです。シミがかさぶた状になる場合は1〜2週間程度で自然に剥がれます。施術当日からメイクが可能で、日常生活への大きな支障はありません。

肝斑にもフォトフェイシャルは効きますか?

肝斑はIPLで悪化するリスクがあるため、まず診察で肝斑かどうかを正確に鑑別することが最初のステップです。肝斑と診断された場合は、トラネキサム酸の内服やレーザートーニングなど、肝斑に適した治療法をご提案します。

一般的なIPL機器とノーリスはどう違いますか?

最大の違いは「薬事承認の取得」と「I²PL(次世代型IPL)の搭載」、そして「ウォーターフィルター技術」の3点です。ノーリスはシミ(色素性疾患)と赤ら顔(血管病変)の2つの適応でIPL治療器として国内初の薬事承認を取得しており、安全性と効果が公的に認められています。従来のIPL機器は薬事承認を取得していないものも多く存在します。

施術の流れを教えてください

①カウンセリング・肌の状態確認 → ②洗顔・クレンジング → ③冷却ジェルの塗布 → ④ノーリスで顔全体に照射(約20〜30分)→ ⑤クーリング・保湿 → ⑥ケアの説明・日焼け止めを塗布して終了、という流れです。トータルで約60〜90分が目安です。

いつ施術を受けるのがおすすめですか?

紫外線が強い夏は施術後の日焼けリスクが上がるため、秋〜冬〜春が特に受けやすい季節です。ただし適切な日焼け対策を徹底すれば年間を通じて施術可能です。大切なイベント(結婚式・卒業式など)がある場合は、少なくとも2週間前までの施術完了をおすすめします。

ら、はじめてみてはいかがでしょうか。

この記事の監修者
アウラニクリニック院長 松澤 宗範
アウラニクリニック院長

松澤 宗範

美容皮膚科・美容外科・注入治療・再生医療を専門とし、患者様一人ひとりのお悩みや状態に合わせた治療提案を行っています。自然な仕上がりと本質的な美しさを大切にしながら、日々診療に従事しています。